痛み(腰痛)は急にやって来たのか?

いよいよ年末となり忙しい毎日をお過ごしのことだと思います。

腰痛、とくにぎっくり腰(ギックリ腰)などの痛みで634bodysalon(むさしボディサロン)に来ていただく方のほとんどが「昨日急に痛くなった」とか「今朝急に痛みが出た」とおっしゃいます。

腰痛は突然やって来たと感じる方も、実はそれ以前に原因があることも大変多いのです。

あまり気にならない程度の疲労が腰にあり、それが爆発したのが急性腰痛、ぎっくり腰(ギックリ腰)ということが多いのです。

ですから、重いものではなく、例えば鉛筆1本を拾ってぎっくり腰(ギックリ腰)になった人もいますが、そういう方はそれまでに軽い腰の疲労があり、それが蓄積されていたと考えられます。鉛筆を拾ってぎっくり腰になったなんて笑えない話ですが、つまりはそこに原因はなく、それ以前にあったということです。

例えばコップに水を一滴ずつ入れるとしますね。 そうすると、いつかこのコップに水がいっぱいになり、ある時点で水がどっとあふれる瞬間が来ます。

これは痛みも同じで、身体に痛みの原因が少しずつ積み重なっていてもあまり気にならないのですが、最後に身体が耐えられなくなると、コップの水が溢れ出すように痛みを出します。つまり、もうそれ以上「無理をしないで!」とか「悪いこと(原因)に気がついて!」と身体が叫ぶ瞬間がやってきます。それがつまりぎっくり腰の出現です。魔女の一突きがやってくるわけです。

急に腰痛などの痛みが出現したと感じるかもしれませんが、実は多くの場合、痛みが出るずっと以前からその原因を溜め込んでしまっていたということも非常に多いのです。気がつかない慢性腰痛ですね。

ですから施術で痛みを取ると同時に、その大本の原因をなくすことも非常に大事になります。

原因と結果の法則どおり、原因があって結果が出現していますから、結果を出さないためには原因をなくすことを考える必要があります。

例えば腰痛の場合でも、重たい肩掛けカバンを片側だけかけて歩くとか、物を持ち上げるときにひざをのばしたまま持ち上げるとか、立っているときにどちらかの足ばかりに重心を置いてしまうとか、お子さんを抱っこするときに片方だけとか、いろいろな小さい原因があります。

そして様々な原因が重なって、積もり積もってドンと爆発(発症)するわけです。ぎっくり腰が起きる瞬間です。

ですから、施術で痛みを軽減しながら、小さい原因は何だろうと考えてみてください。

その原因の数を少なくすること、なくすことが腰痛などからの最大の防御です。

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