相当昔の話になりますが、私がまだ高校生のころです。
柔道がやりたくてやりたくて、高校入学まで経験は全くなかったのですが柔道部に入りました。ところがそのときの体重というと55kgぐらいでした。
すでに小さいころから柔道を経験し、体重も100kg以上の仲間と練習すると、ポンポンと投げられた上に100kgの身体で押しつぶされ、寝技で息もできない状態でした。
柔道部の鬼コーチがいたのですが、実はウエイトリフティングの大学チャンピオンで、ウエイトリフティング部のコーチでもあったのです。
「お前は柔道ではあまりいいところには行けないけれども、ウエイトリフティングなら日本一になれるかもしれない」という甘い言葉に誘われて、気軽に転部いたしました。
何でもいいから日本一になりたいという、なぜかわからない願望があり、しかし練習はきらいというわがままな性格でしたが、フライ級という一番体重の軽い級で何とか関東大会で優勝をし、インターハイにも2度ほど出たのですが、成長期で体重が増えてしまうと階級を上げなくてはならず、そうするとさらに重い重量を上げなくてはいけないわけです。
成長期で食べたい盛りの時期に、試合前には1ヶ月以上お米を食べないような減量の仕方でしたので、いつでも貧血ぎみでフラフラし、階段を上るだけで足がつってしまうほどでした。
身体が無理がかかった状態で、体育の時間に友達と幅跳びで競争をした結果、歩けないほど腰を痛めてしまいました。そしてこの腰痛に何年も苦しめられることになったのです。
しかし日本一になるならば後のことはどうでもいいという気持ちがあり、そんな状態でもバーベルを持ち上げるトレーニングをしました。当然さらに腰は悪くなり、ぎっくり腰のように突然襲ってくる痛みにも怯えるような日々を送っていました。
そこで何とか練習をしなくても記録が上がる方法はないものかと都合のよいことを考えていました。
そしてある日、イメージトレーニングという方法があるということを知ったのです。
このイメージトレーニングというのはさまざまなことに応用ができるもので、いつかお話をしたいと思うのですが、今回は腰を痛めた私が行ったトレーニングをしないで重いバーベルを持ち上げる方法についてお話します。
簡単に言うと、目をつぶり頭の中で自分がバーベルを持ち上げるシーンを思い浮かべるのです。これを繰り返すのです。そうすると、そのイメージの力で実際にトレーニングをしたのとほぼ同等の結果が出るというのです。
このイメージをリアルに思えば思うほどいい結果が出るのです。そして当時はあまりメジャーではなかったこのトレーニング方法で何とか試合を乗り切ることができたのです。
残念ながらNHKでインターハイの生中継をされたのにもかかわらず、スナッチ種目という床から一気に持ち上げる種目では3位圏内に入っていたのですが、ジャーク種目という一度鎖骨に乗せてから頭の上に差し上げる種目では力が入らず失格してしまい。結果が出せませんでした。しかしながら、このイメージトレーニングという方法はその後の人生の財産になりました。
脳というのは本当にすごいと思います。
ですから、楽しい人生を送りたいと思うならば、それをイメージトレーニングすればよいのですね。そうすると脳はそういう人生へのスイッチを入れてくれます。
否定的な考え方がなぜだめなのかは、このイメージトレーニングの理屈を考えれば納得がいきます。
整体施術にあたっても、ブライトスポットといわれる、よい部分を見る習慣をつけ、否定的な、ネガティブな考え方をしないことで結果はとてもよい状況になります。
今日もご精読ありがとうございました。
武蔵村山市で車椅子に乗りたいほど腰痛に苦しむ日々を送っていた634bodysalon(むさしボディサロン)の阿部泰志でした。
整骨院で電気を当てても改善しなかった方、腰痛整体や肩こり整体をやってみたけれども改善しなかった方、お医者様の推薦をいただいている634bodysalon(むさしボディサロン)にご相談ください。
阿部泰志でした。