メンテナンスでいらしてるクライアントが「先生、先日旅行に行ってとても重い荷物を持って歩いたので肩が凝ってしまって、旦那にもんでもらったんですけど治らないんですー」とおっしゃいました。
そうなんですかーと、お身体を拝見いたしますと、確かに肩、首の筋肉に疲労感がありました。
私が「腰の方はいかがですか?」と聞くと、「いや、腰は大丈夫です」とのことでした。
お身体全体を拝見しましたら、どうもおしりからの影響で最終的に肩の疲労感につながっておりました。
そして股関節、おしり周りの施術をさせていただきました。
その結果……
肩はほとんど触っていないのですが……
「先生、肩こり取れました!」とおっしゃったのです。
つまり、肩こりの主な原因はなにかというと、つまり下半身から来ていたのです。
テンセグリティ構造というのがあって、全体がバランスよく調和が取れた状態が身体にとっても非常にいいのです。このクライアントの方は、おしりの筋肉やその周辺の可動域が制限されていたことでそのバランスを崩し、結果として肩こりという症状を発症していたのです。
人間の身体は不具合があるとほかの部位がそれをかばい、かばった部位が疲弊してしまったり、連鎖故障してしまうことがあります。
不具合を感じたら、その原因を探り、それを解決することが大切ですね。そして機能不全に陥らないようなストレッチングやトレーニングを行うとよいと思います。