腰痛・ぎっくり腰を治すには……

ある日突然「ぎっくり腰」におそわれたという方がいらっしゃると思います。あるいは自分が腰痛になったことはないけれども、ギックリ腰になった人や慢性腰痛を抱えている方を知っているという方はいらっしゃるのではないでしょうか。

ぎっくり腰はある日突然やって来ると思っている方もいらっしゃると思いますが、そうではないケースが多いです。さまざまな要因が重なって発症するというパターンが多いようです。

原因と結果の法則どおり、原因があって結果が生じると考えるのがいいと思うのですが、結果—腰痛・ぎっくり腰だけに焦点を当ててしまうと、重いものを持ったその瞬間、あるいは時間として近いところに原因があると考えてしまいます。

しかし、コップに水を一滴ずつ垂らしていけば、いつの日にかコップから水があふれる瞬間が来ます。つまり小さな原因であったとしても、それが積み重なると結果が現れます。それがぎっくり腰や腰痛の発症というわけです。

しかし、身体は本来、よくなろうという力を常に働かせています。病気になった場合にも治ろうという力が働いているわけです。例えば転んでひざを擦りむいた場合にも、放っておいてもかさぶたができ、自然に、時間の経過で治っていきます。そういう力が常に働いているわけです。程度によりますが、お薬を使わなくても、体内にある「お薬」とも言える物質が修復していくわけです。

傷はないけれどもぎっくり腰は痛いですね。しかし、身体の内部では怪我をしているのと同じです。それに対しても身体は自分の力で治そうとしているわけです。

それではなぜ腰痛が発症するか、なかなか治らないかというと、身体が治そうとする力を上回る負荷、あるいは原因の積み重ねで結果を出してしまっているからだと言えます。つまり腰痛を治そうとしながら腰痛を引き起こしてしまうというマイナスの方にバランスが傾いた状況にあるということです。

ですから、腰痛を治そうと思ったら、腰痛の原因になっていると考えられるものをやめていく、とにかく原因と考えられるすべてを、小さなものから消し去っていく必要があります。

整体はそのお手伝いをする技術です。

原因を排除することと整体を組み合わせると「鬼に金棒」最強の相棒になるわけです。ですから整体だけで治そう、お医者様のお薬で痛みを止めよう、手術をしようというのは、ご自分でもっている力を活用せず、他力本願になってしまう可能性もあります。

偏った知識に振り回されず、原因をじっくり探ってください。そしてご自分の身体をいたわってあげてください。

今日もご精読ありがとうございました。

武蔵村山市で整骨院や病院でよくならなかった方、腰痛・肩こり・膝痛などでお困りの方は一度ご相談ください。634bodysalon(むさしボディサロン)の阿部泰志でした。

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