摩擦

何か新しいことをやろう、例えば健康づくりのためにジョギングを始めようとか、そういうことありますね。

しかし、継続は力なりということはわかっているけれども、三日坊主で終わってしまうこともまた多くあるのではないでしょうか。

これはその人の性格にも大いに関係すると思うのですが、いわゆる飽きてしまうということもありますし、努力するということに疲れてしまうということもあると思います。

ひとつのことを続けるというのは大変エネルギーのいることです。精神力も強くなければならないと思うのですが、この後にお話するように、ラクにできる方法も実はあるのです。

まずはエネルギーを集中するとどうなるか。

例えばレーザー光線などはエネルギーを絞って絞って照射することで鉄板まで切ることができますね。

太陽光線も虫眼鏡で絞って集中させれば火を起こすこともできます。

このようにエネルギーを集中させればものすごいことになるわけです。

集中すればこそ結果はよくなるのです。

三日坊主で計画どおりにいかないこと、たくさんありますね。それは集中力がないからというだけではなく、事前のセッティングがないことと、意志の力に頼りすぎてしまうからではないでしょうか。

意志の力とは案外はかないもので、一旦集中し出して勢いがつくとよいのですが、さまざまな抵抗を繰り返し受けているうちにその力は減退していくのです。ですから、逆に言うとエネルギーが絞れるように抵抗要素そのものを排除するというセッティングをした方がよいと思います。

自分が本当によいと思ってスタートしようとしても、案外身近なところにドリームキラーがいたりします。そしてそれが家族などの身内であったり、親友であったりします。

また、やるべきことが多くなればなるほどエネルギーは分散してしまいます。ひとつのことが成就するまでは他のことに手を付けないというのもひとつの手段です。

摩擦が多くなる、力が分散するということでエネルギーを有効に使えなくなります。

その摩擦のうちのひとつが、実は「あまり望んでいないこと」「あまり好きではないこと」をやろうとすることなのです。

ダイエットをしたいから「走りたくないけど」走るなどというのは典型ですね。常に走りたくないけどという抵抗に耐えながら走るので、だんだん心が疲労骨折してしまいます。

そしてそのうち「走らないで」ダイエットをするぞ!という決意をするわけです。とにかくつらいことから逃げるために、自分で自分に言い訳を用意するようになります。これは第三者に対しても同様です。

さて、それではどうしたら摩擦をへらすことができるのか、力を集中させることができるのかといえば、それは……

簡単に言うと「好きなことをする」「楽しいことをする」という選択をした方がよいということなのです。頑張り屋さんの方は、「No pain no gain」と、つらいからこそよい結果が出ると信じ込んでいます。

楽しい努力ならば続きます。楽しくない努力は続きません。常に心にやろうとする自分に抵抗する自分がそこにいます。抵抗をなくす唯一の方法が好きなこと、大好きなことをやるということだと思います。

そういう人生の選択肢を持っておくと、楽しい、心地よい状態で生きていけると確信します。

今日もご連絡ありがとうございました。

近くの整体をお探しでしたら、国立音楽大学・玉川上水近くの整体院634bodysalon(むさしボディサロン・整体・武蔵村山市)にご相談ください。

阿部泰志でした。

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