スポーツなどをしていて比較的多いのが足首捻挫です。
足首を不自然な形でひねってしまう怪我ですが、骨折や脱臼などを伴わないものを総じて捻挫(ねんざ)と言います。
足首の場合、外踝(そとくるぶし)の下、踵腓靱帯(しょうひじんたい)と、その少し前方の前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)という靭帯を伸ばしてしまったり断裂(完全、不完全)をしてしまうことが多いです。
すぐに整形外科を受診して処置をしてもらった方がいいのですが、すぐに受診できないという場合には安静・アイシング(冷却)・圧迫・挙上という、RICEと呼ばれるベーシックな応急処置を施すのがよいでしょう。
ただし度の過ぎた冷却や圧迫には気をつけてください。二次障害を起こす危険性もあります。
また片足を怪我してしまうと反対の脚が動きを助けようとするために身体のバランスが崩れてしまいます。長いこと足を引きずっているうちに骨盤のポジションが歪んでしまうこともあります。そしてそれが元になり腰痛や肩こり、さらにはぎっくり腰やヒザ痛などにも発展してしまうことがあります。
身体は筋肉単位などで単独で機能しているものではなく、全体が調和しながら動きをつくっています。つまりは助け合い運動をしているわけですが、他の部分を助けているうちに自分が参ってしまうこともあるわけです。
もし怪我をしてしまったら、そこに意識が行くのは当然なのですが、それ以外に頑張ってくれている身体のパーツにも気を配ってあげてください。
今日もご精読ありがとうございました。
ぎっくり腰、腰痛、肩こり、ヒザ痛でも足首から検査していく634bodysalon(むさしボディサロン)の阿部泰志でした。