今日は投資のお話をしたいと思います。
私が投資をしておいてよかったことをちょっとお話させていただきます。
投資と言っても、株とか、金とか不動産とか、そういうことではなく、自己投資についてです。
よく専門分野のことを勉強して投資しておきなさいなんていうことを言われますね。その知識がいつか役に立つからというわけです。
しかし、よく考えなくてはいけないのは、投資というのはリターンをもたらすものでなければならないということ。つまり、金銭をそこにつぎ込んだならば、そこから金銭がもたらされるものでなくてはならないもの。また、時間をそこに投資したのならば、時間を得られる状態にできることが投資だと思います。
株だのトレードだの、私は全く関心がないというか、ギャンブル的なものはおよそ勝ち目を見出すことができないから手をつけないのです。ですから、競馬も競輪もオートレースにも手を出さないのです。
さて、若いころ、私は本を読んで「自分にリターンのある投資をしよう」と決意したのですが、一体何に投資すればいいのか、何の知識を得てそれをお金に変換できるのかが全く見当がつかなかったのです。
例えば少しお金を持っているからと言って銀行に預けても、ほとんどリターンがありませんね。もっとレバレッジのきいた、とにかく何か将来の自分に返ってくるものを見つけなくてはと焦っていたのです。
そこで、今のようにインターネットは便利ではありませんでしたから、ひたすら本を読みました。手当たり次第買いました。(今でも本を買って積んでおくと満足します(笑))
成功哲学の本は書店で見つけると必ず購入しました。例えばナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」なんていうのは必読書ですけれども、マーフィーの「眠りながら成功する」なんていう怪しいのも楽しく読みました。そこで学んだのは潜在意識が人生を誘導していくということですが、今の私の考え方のベースをつくったのはこの時期だと思います。
成功哲学はわかった、でも、じゃあ自分が具体的に何をしたらよいのかがわからないのです。すごくジレンマでした。とにかく何かしなきゃいけないという焦りばかりがありました。今投資しておかないと将来に受け取るものはないと思っていたからです。それで手元に少しお金がたまると投資をしていました。
しかし、さりとて焦っているときほど視野が狭くなり、やることは失敗が多くなるものです。具体的な失敗例をお話すると、多分引かれると思いますので言いませんが、負債を負ってまでも投資をしておりました。
トライアンドエラーの繰り返しを続けていましたが、短期的に結果が見えないとすぐに嫌になってしまい続けるのが困難になりました。
というか、その時は将来的に利益を手にしたいという欲望に動かされていたのです。今ある手持ちを投資して将来に受け取るものを大きくしたいという欲で動いていたと思います。
よく「無欲がいい」「無欲の方がいい結果が出る」などと言いますが、そのとおり。欲で動いているものですから、あまり好きでない勉強をしたりしなければなりませんでした。そして、そうです好きでないから「やっぱりやーめた」ということになるわけです。
しかし、「やっぱりやーめた」という開き直った状態で、自分の好きな本ばかり読んでいると今度はどんどん頭にもきっちり入りますし、次々とやりたいことが出てくるようになりました。
そして、その心の声に従ってやっていたことの一つが、例えばアメリカからの出版ですが、実は今、ロングテールで、(ほんの少しですよ)入金されます。寝ている間にも本が売れているなんて嬉しいです。
これは今考えると、時間とお金を投資していたということになるのですが、そのときはニコンを買ってきて、スタジオをつくって、英語で出版の手続きをしてと、今考えると嫌になるようなことを「ワクワクしながら」やっていたのです。
好きなこと、楽しいことだと、ワクワクしてあっという間にやり遂げてしまいますよね。ワクワクに突き動かされてできてしまいます。
ですから、自己投資を何にしたらいいのかということを考えている方がもしいれば、心からワクワクするようなこと、お金を払っても惜しくないようなことを続けていけばよいのではないでしょうか。好きなことであれば知識もどんどん入ってきますし、プロフェッショナルとして活躍できるようになることも間違いありません。
自分は何が好きだったのか? 小さいころに夢中になっていたことはありますか?人とは違うことで得意なことはありますか?
自己投資を考えるときに、まず大好きな分野を見つけてから行動するとロスが少ないと思います。「あっ、これ何かワクワクするな!」と思ったらそこに投資してみることをオススメします。
今日もご精読ありがとうございました。
ワクワクする整体という仕事をしたくて整体院をつくりました。腰痛で苦しんだ自分の経験を生かして、慢性腰痛やぎっくり腰で悩んでいる方の症状を緩和して、たくさん歩けるようになって喜んでもらいたいと考えたからです。。
好きでないことはもうやらないと決めています。クライアントに喜んでもらうことが今の私の最大の喜びです。
634bodysalon(むさしボディサロン・整体・武蔵村山市)の阿部泰志でした。