摩擦を減らす

我々が生きていく上で、必ず何らかの摩擦が生じます。

それをストレスと感じることもあるかもしれませんが、またそれは成長のための試練であるということもあります。

また、厳しい競争を勝ち抜くために自らハードトレーニングを課していくこともあると思います。

ある人にとってはとてもつらいことかもしれませんが、ある人にとっては目標を達成するための、登山のようなものかもしれません。同じ生活をするのでも、それを人生という山登りをしていると考えるのか、ただ坂道をつらい、苦しいと思いながら歩いているだけの人では全く違うものととらえるでしょう。

このような、さまざまな出来事を経験しながら人間は成長していくものであると思いますが、あまりにも抵抗が大きい場合、やはり耐えきれなくなって心身に影響が出てしまうこともあります。

小さな嫌な出来事が積み重なるということは、ボクシングでボディブローをもらい続けるようなものです。気がつくと足が動かなくなっているのです。ちょこちょことダメージを与えられ続けると人は動けなくなってしまうのです。

小さな摩擦がたくさんあれば物は動きません。小さなダメージがたくさんあれば人間も機能しなくなります。

例えば右膝が痛くなると、左足でカバーするようになりますが、それも続くと今度は股関節や腰、あるいは足首へと痛みが伝播していくことがあります。

はじめは小さなことから始まり、それが他に影響を与え、摩擦がどんどん大きくなることがあるわけです。

ですから、小さなことだと考えて対処をしないのではなく、俗にいう「早期発見早期治療」というふうに対応していくのがよいと思います。ただ、この早期発見というのは、常にご自身の身体との会話をする中で、今どういう状態かということを見ることなのです。お医者様のところに行って、血圧の数値がひとつ高いとか低いとかいう数値的なものだけでなく、身体のフィーリングをチェックすることが大切です。

今、何らかのことで摩擦が起きていると考えるならば、その摩擦の原因が大きくならないうちに、飛び火しないうちにそれを改善することがよいと思います。

摩擦がその人を強くすることもありますが、ほうっておくことで行動に制限がかかってしまうこともあります。

自転車のチェーンも油をさすことで驚くほどこぎやすくなりますね。

日常生活で摩擦がないか、一度考えてみるのはいかがでしょうか。

今日もご精読ありがとうございました。

武蔵村山市で腰痛(慢性腰痛・ぎっくり腰)や肩こりでお悩みの方はどうぞご相談ください。634bodysalon(むさしボディサロン・整体・武蔵村山市)の阿部泰志でした。

関連記事

  1. 苦労や努力はしなくてはいけないのか?

  2. テンセグリティ構造

  3. 年だから腰痛? 年だから腕が上がらない?

  4. 期待と現実

  5. 種をまくということ

  6. ずーむ

  7. 海へ帰ろう

  8. コントロールされている

  9. 泉川仙の634シェアハピネスマガジンはブログに変更させていた…