強い刺激と弱い刺激

整体というと、背骨を強制的に動かして整えるというイメージの方が多くいらっしゃいます。
身体を解剖学的肢位に正しく収めるという発想は同じでも、やり方も効果もそれぞれ違います。
効果は比較からしかわかりませんが、私の理論では無理に与えた強い刺激は身体が強く反応する反面、いい方向にだけ向かうとは限らないということと、瞬間的にラクになったと感じても割と早い時期に元に戻ってしまうというマイナスもあると感じています。また強い刺激は毛細血管を傷つけて炎症を起こすことになります。強いマッサージの後に筋肉痛のような痛みや張りが出るのはそういうことです。

やさしい刺激だと効かないと考える方には、やはり体験していただくしかありませんが、やさしい誘導の方がインナーマッスルがよく動き自発的に筋肉が緩んできます。この裏付けとして考えられるのは、快の状態にあるときに副腎皮質ホルモンが分泌されやすくなり、免疫機能、治癒能力が高まるということが医学的に証明されていることからも納得がいきます。

急に腕を引っ張られたら、何も考えなくても手を縮めるでしょう。そういうふうな反応が出るように人間の身体はセットされています。
一発で決めようとすると身体が反応しすぎます。弱い力で筋反射を使い、正しい方向に誘導するのが私のオリジナルのYA緩和法です。

 

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