腰痛の原因と改善方法のストレッチングなど

腰痛の原因は何か。今や国民病とさえも言える腰痛ですが、その原因とは一体何でしょうか。

私のサロン、634bodysalon(むさしボディサロン)にお越しのメンテナンスクライアントの方も、初回にお越しになる際には、かなりの確率でぎっくり腰や慢性腰痛、何年も取れない肩こりに悩んでおられた方です。

初回の問診でかなり詳しくお聞きするのですが、その原因もさまざまで、何も重いものを持ったから腰を壊したという人だけではなく、むしろそういう原因で腰痛になった方は少数で、それほど多くはありません。

また椎間板ヘルニアだから、それが痛みの原因なので手術を勧められたという方も結局は筋肉の問題であり、ヘルニアのせいではなかったと考えられる方もいらっしゃいます。

では、どういう方が多いのかというと、ストレスを抱えていらっしゃる方にそのような腰痛や肩こりがとても多いのです。

すべての病気の原因として考えられることにこのストレスがありますが、精神的ストレスが肉体的ストレスへと転化していき、肉体的ストレスがまた精神的ストレスを引き起こすという悪循環が生じます。

にわとりが先かたまごが先かという話になってしまいますが、これはどちらが先とも言えず、心と身体は一つで、両方とも影響しあっているというふうに考えるのがわかりやすいのではないでしょうか。

我々の生活でストレスが全くない状態というのはあり得ませんし、またストレスがなければ生きる活力自体も生じません。例えば日常生活では重力というストレスにさらされながら歩いたり、時には跳んだり跳ねたりしながら身体の機能を維持向上させているわけですから、ある程度のストレスは必要不可避なものであるとも言えるわけです。

しかし、過大な精神的ストレスも身体的ストレスも、能力を超えたとき、その活動をやめさせるために我々自身が病気を引き起こし、活動をストップさせようとします。

クライアントの問診でわかることは、初回にお越しになった時点でかなり精神的、身体的な負荷がかかっており、それに耐えきれずにお越しになっている方がとても多いということです。そして腰痛やひどい肩こりという症状として現れているという方が非常に多いのです。

お越しになる方のほとんどが生真面目な方で、責任感の強い方であるように感じます。そしてその責任感の強さから「無理がたたっている」ようにうかがえます。

責任感の強さから無理をしてしまう。その無理が精神的にも肉体的にもストレスとなり、自然の働きからその活動をストップさせる病気を生じさせます。

その単純な表現として肉体的にはぎっくり腰や慢性腰痛が生じていると推測させられます。

そして一旦そのような状況に陥ると、精神的にもナーバスになり、物事を悲観的に考えるようになります。俗に言うマイナス思考がマイナス現象を引き起こすようになります。

つまりツイていない状態がどんどん連鎖的に生まれてくるわけです。

私の役目は、目の前にいるクライアントの状況を逆回しにして、もとの健康的な身体と精神を取り戻していただくことですが、その表現が「整体」という方法なわけです。

数回のセッションの後、あるいは初回のセッションで見事に結果が出ることも少なくないのですが、身体の疲労感や痛みは劇的に軽減していきます。この身体的疲労軽減、痛みの消失が安心感を生み出し、精神的なリラックスが始まります。

そして精神的リラックス・安定感がプラス意識となり、物事を明るく見るようになったり、自信が生まれたりするわけです。

痛みや不具合、ストレスにさらされているとネガティブになり、心の中でネガティブな言葉を遣い始めます。それが「ああ、また痛くなりそうだ」とか「まだ調子が悪い」という呪文になり、それが腰痛なり肩こりなり、あるいは急性腰痛と言われるぎっくり腰などを現実化させてしまいます。

ですからサロンでは極力明るい話題を、そして改善が進んでいる状態をお互いに確認することをしています。

腰痛の予防改善方法

ではどのようにしてぎっくり腰、慢性腰痛、肩こりなどを予防、改善していけばよいのでしょうか。ぎっくり腰の治し方が知りたいという方も多いのではないかと思います。

あるいはいつ病院に行けばいいのかとか、ストレッチなどの運動方法が知りたいという方もいらっしゃると思います。さらには重いものを持ち上げる方法も知りたい方がいらっしゃるかもしれません。

まずは痛みが尋常ではない痛さの場合、骨折などの恐れもありますから迷わず病院に行きレントゲンなどで骨の状態を確認した方がよいでしょう。骨折などをしている場合、整体やマッサージで改善しようと思っても、逆効果、悪化してしまいます。

メンタルの関係からお話すると、今までお話ししてきましたように、まずは自分自身に「否定的言語」で語りかけないことが必要です。「腰痛」「肩こり」という言葉自体にもマイナスのエネルギーが宿っていますから、それらも使わない方がよいでしょう。

嘘でもよいから「だんだんよくなっているぞ」とか、何の根拠がなくとも「肩が楽になりそうだ」という言葉を遣い、暗示を入れるとよいでしょう。行動を牽引するのは「言葉」であるということは、催眠術のショーなどを見ても明らかです。

初回の施術説明では、例えばぎっくり腰や慢性腰痛、肩こりや痛みなど、短時間で消え去ってしまうことがありますから、その際にはこだわりを持たずに「痛みが消えてしまった」ことを認めてくださいとお願いしています。

短時間で、特に初回で腰痛や肩こりが抜けてしまった方は不思議でしかたなくなります。そして「いや、おかしい、この角度で痛みは出るはずだ」などと言って痛みをわざわざ探してしまう人がいます(笑)。結果、痛みをもどしてしまうことすらあるのです。痛みがなくなったら儲けものだと思って無視していただくのが一番いいのだとご説明いたします。

ぎっくり腰など、急性腰痛の際には安静がよいのか、それとも無理しても動かした方がいいのかということをよく聞かれます。

その答えは、どちらもイエスであり、どちらもノーであるとも言えます。つまり、腰痛の原因になったこと、状況は人それぞれ違うからです。そしてその程度も違います。

腰痛という身体の中で起きている出来事は目で見えませんが、例えばそれが、傷口が見えている場合ならば、これは相当深いから安静にした方がいいという判断になるでしょうし、ほぼ傷も浅い場合では、動かした方が血流がよくなり改善が早いという判断になるでしょう。

ですから、腰痛はすべて一緒ではないということを考えてみると改善させる方法もまた一つではないということになるわけです。

ダメージを受けた部分に熱感がある場合でも、ある程度の熱であれば、身体が自然治癒力を効果的に働かせるために熱を出している場合もありますから、ダメージを受けた部分は何がなんでも冷やした方がいいというのは短絡的ではないでしょうか。

余談になりますが、風邪を引いて熱が出るというのも、体内に入った病原菌やウイルスを駆逐するために熱を上げているわけですから何が何でも冷やすというのが正解だとは言い切れないわけです。もちろん、その熱によって脳などにダメージが与えられる場合にはそれもまた考慮する必要があるわけですね。

さて、改善の方法ですが、痛みがあっても、可能ならばある程度の運動、つまり日常生活を通常に近いレベルで行った方がいいでしょう。筋肉がポンプすることにより血流がよくなり、老廃物は流れ、炎症部位に栄養を送り、痛みの軽減も早くなることが予想されます。

使わない組織はどんどん萎縮していきます。弱くなり、運動性が低くなります。歩行などの抗重力運動をすることが望ましいでしょう。

物を持ち上げる際に起こす急性腰痛、つまりぎっくり腰はどのように予防すればよいのか。仕事上重い物を持ち上げる必要がある方も多いと思いますが、以下の三つを参考にしていただければ回避、予防が可能となります。ちなみに私は高校生時代にウエイトリフティング、つまり重量挙げの選手で、重いものを持ち上げるのが仕事だったわけですが、その方法をシェアします。

一つは、持ち上げる際には背中の下の方、つまり腰に力を入れるのではなく、お腹に力を入れることです。

二つ目はひざを曲げて脚で持ち上げるイメージを持つこと。

三つ目はゴリラポーズで持ち上げること。なるべく胸を張って、背中を丸めずに軽い反り腰になり、ひざを曲げてから持ち上げること。

以上の三つを意識するだけで、腰に対する負担は軽減し、腰痛の危険性を減らすことができるでしょう。ただし過信は禁物ですのでご注意ください。

日常生活での姿勢も大切です。

猫背・肩こり・腰痛はワンセットです。

腰骨は軽い反り腰が理想的ですが、そのアーチが強すぎる場合にはやはり腰痛になる危険性が高いです。頭の真ん中にフックがついていて天井から吊るされているイメージを持つとスッと立つことができます。

猫背の方は大概頭が前方に移動していますから、胸を張って猫背を治そうという意識よりは、1センチでも頭を後ろに位置させることを心がけるとよいでしょう。そうすることで肩こりも軽減してきます。

また腰痛にきくツボもありますが、ツボの位置を探すのが難しいという人もいます。腰痛になっている方はほとんどが腰のどこかに硬結(こうけつ)と言われる塊のようなものが発見できると思いますので、ツボがどこかと探すよりは、その硬結のできている場所に指の腹を当てて、その塊の部分がなるべく動くように腰を運動させると効果的です。ただし、指でゴリゴリしごいたりもみほぐすことはやめた方がよいでしょう。筋膜を傷つけてしまい、さらに腰痛がひどくなる可能性があります。

ストレッチングの方法で効果的なのは、ヨガでいうコブラのポーズなどはとてもよいでしょう。インターネットで検索すれば動画などもすぐに見れると思います。ただし痛みの強い方は行わない方がよいでしょう。

決して無理をしないように!
ゆっくり行い、数秒静止します。
無理のない程度の反りを

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