幻肢痛という言葉をご存知でしょうか。
これはかなり治療とも関係することですのでお話したいと思います。
幻の肢体、つまり幻の身体ですね。ないはずの手足が痛かったり痒かったりするという不思議な現象です。
戦争や事故などで不幸にも手足を失ってしまう方がいます。そして、この幻肢痛というのは、あるはずのない手足に痛みとか痒みを感じることを言うのです。ないはずの手足なのに実際に手がかゆいとは一体どうしてなのか。
ラマ・チャンドランという脳科学者がこの幻肢痛について、たしか(すみません題名をはっきり覚えていないのですが……)「脳の中の幽霊」という本で解説しています。
つまり、痛みやかゆみは脳がそう感じさせているというのです。実際に手足がなくても脳が痛みやかゆみを起こさせているのでそう感じてしまうというのです。
例えば、整体においても、かなりいい仕上がりで、筋肉のかたさなども消え、これは痛みが取れただろうと思っても、まだ痛みがあるとおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。
大概においてそのような方は幻肢痛に似た状態にあります。長い年月をかけて痛みを経験し、その痛みとともに生きてきた方は、痛みがあって当たり前の状態になっています。
何年にもわたって痛みを経験してきたわけですから、痛みが取れるはずがないと思いこんでいる方もいらっしゃるのです。
この幻肢痛にも似た痛みを訴える方に対しては短期で痛みを取ることができない場合もありますが、ある方法を使って脳に優しい刺激を入れていきます。これは半身麻痺の方などにも有効な方法で、脳が感じさせている痛みを心地よさにすり替えていきます。
パソコンのソフトウエアを書き換えるように、アップデートするのです。このアップデートで非常に楽になっていくわけです。
腰痛になり、腰が痛いからと腰ばかりもまれてもよくなりません。木を見て森を見ずではなく、木も森も、ソフトウエアも見ていくことで患者さんは健康を取り戻し、楽しい生活にもどれるわけです。
当サロンは神経言語プログラミングと言われる特別な手法と優しい整体で患者さんを健康体にいたします。
今日もご精読ありがとうございました。
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サロン(整体院)は玉川上水から徒歩10分、国立大学の裏にあります。駐車場もございます。
阿部泰志でした。