新ボディサロンを建てるために、荷物をどうするか?
これ、かなり大きな問題でした。
今流行りのレンタルボックスか、それともアパートを借りるのか?駐車場はどうするのか?アパートを借りても営業はできるのか?……様々な問題にぶつかりました。
お客様のことを考えれば休業はしたくないという思いで必死に物件を探しました。
が、探せば探すほど適切な物件は見つからず、営業場所も荷物の置き場もないという悲惨な状況になりました。
営業の方は半年の休業をしようという決心のもと、お客様にもそうお伝えしておりました。
しかし、荷物はどうするのか。レンタルボックスに入れたとしたら、私のことだから、多分入れっぱなしになることは確実……会費を払い続けて行かなくなったスポーツジムが頭をよぎりました。
荷物って何?
私は誰、ここはどこ?果てしなく続く自分への問。
はい、決めました。
捨てます……
コンマリさんに来てもらわなくても、やります、自分で。
家が火事で燃えてしまったと考えればいいじゃん。(おえっ、縁起でもねえ)
でも使ってないものがいっぱいあるし。
自分を追い込むことにしました。
廃棄業者に連絡をして廃棄する日を決め、その日までに取っておくものと捨てるものを仕分けることにしたのです。
つまり、仕分けが間に合わなければ、ゴミが残るか、必要なものも捨てられてしまうのか。まさに崖っぷちのポニョになったわけです。
中略
2日ほどのほぼ徹夜でハイになりながら80%は仕分けたと思います。
廃棄当日は業者のトラック3台で間に合わず往復していただきました。
結果、実印もなくさなかったし、3階道場の50キロ以上のサンドバッグも3階から投げられトラックの荷台に収まったし、プロってすげえな、と感心。台所用品も含め、すべて持って行ってくれました。
すべてを廃棄するプロに感動するものの、新品の空手着3着やエビアン水2ダースはどこに旅立ったものか。
かなりの量の廃棄物は中古品だけでなく新品も多く、心痛みましたが、勉強になりました。
買ったものは使い切ってあげる。粗末に扱わない。そもそも買わない。
断捨離を終えた今、物欲が消えたような気がしてなりません。
ちなみに洋服類は大きな袋に9袋、ソファも気に入っていたガラステーブルもサヨナラ……
断捨離って本当……
どうなんでしょう。
むさしボディサロン
阿部泰志