ストレス

ストレスと聞けば、ああ何だ、そんなこと知ってるわ! うっせーわと言う方も多いかもしれません。

しかしながら、あえてここでストレスについてお話ししておきたいのです。

ストレスというと、精神的なストレスについて思う方も多いのではないかと思うのですが、肉体的にかかった負荷も身体的なストレスとして考える必要があります。

つまりは心身一如と言って、肉体と精神活動、つまりは脳の機能及び活動は密接な関係があります。

ここであえて、精神、脳機能及びその活動に対してのストレスを考えていきたいと思います。

脳は人間の活動全てに関わっています。これは事故などで脳にダメージを与えられると生命が維持できなくなることでも理解できます。複雑な動きも、筋肉や細胞の活動も全てを統括しています。

その脳が強いストレスにさらされるとどうなるかというと、脳機能にブレーキをかけ、そしてそれは全身の活動に及ぶことになります。

例えば、うつ状態の人が活動的でないということを見ても分かるように、何とかしようと思ってもブレーキがかかってしまいます。

うつの原因は主に精神的ストレスであると思います。

家から出て人との摩擦に晒されるなら、家でじっとしていた方がストレスを増大させなくて済むというわけです。

精神的ストレスは身体にも及び、新たなストレスを受けないためにロックをかけ始めます。筋肉は緊張し、柔軟性に欠け、関節の可動域までも小さくなります。

当サロンにお越しの方も、原因がわからず体調が不良だとか、何だか重苦しいとおっしゃる方がいらっしゃいます。そのため人と会うのが不安であったり、何かするのにもエネルギーが足りないと言うのです。

その方たちに必要なのは、一番初めにやらなければいけないのが原因を除去することです。そして外に出ることに慣れることです。外に出るのには時間が必要かもしれませんが、活動をしないことはうつ状態を加速させることになります。

もし外に出ることに大きな不安がある場合は、家の中でも体を動かすことを続けると良いでしょう。例えばヨガなどは大変良いと思います。ゆっくりとした動き、呼吸法が精神を安定させてくれます。私のクライアントの方でもヨガによって回復をした方もいらっしゃいますのでお薦めです。

その上で整体を受けると効果は倍増するわけです。

うつ状態を改善しようと思い、精神科にかかり、どんどんお薬を強いものにされ悪化していくという話も聞いたことがあります。薬に頼らないのが一番ですから、様々なリラクゼーションの本なども参考にされるのが良いと思います。

ストレスは生きている上で必ずあります。それをどう捉えるか、が問題です。

ストレス耐性が枯渇してしまっている場合は注意が必要ですが、軽いストレスは繰り返し経験することでも耐性ができてきます。原因をなくすようにすると同時に耐性もつけていくと明るい人生になっていくことができるのではないでしょうか。

今日もご精読ありがとうございました。

むさしボディサロン阿部泰志でした。

これから暑い夏、どうぞご自愛くださいませ。

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