理性と感情

チップ・ハースとダン・ハースという人の共著に「スイッチ」という本があります。

これは私が今まで読んだ本の中でも大変おもしろく、読むことをおすすめしたい本です。

結構ボリュームがありますが、時間をかけても読む価値はあると思います。

 

人間はなかなか変われないものです。行動を変えるのは容易ではありません。

例えばタバコを吸う方はそれをやめるとか、お酒を飲む量を減らすこととか……

 

身体によくないと知っていて、やめたいけれどやめられない。

つまり、理性が、よくないことだからと行動をストップさせようとしますが、感情がそうさせないということだそうです。

この理性と感情の関係を、象と象使いに例えています。

象はものすごい力を持っていて、暴れ出すと象使いの言うことなど聞きません。我慢の限界が来ると暴れだします。

 

いくつか、象使いを優位に立たせるためのヒントが書かれているのですが、実例が豊富で読んでいておもしろいです。

そのうちの1つは、その象をコントロールするのには、ブライトスポットとよぶ「成功体験」を利用するとよいのだそうです。

そして象に具体的な歩き方を教えるのがいいそうです。

 

身近にいる人でお手本になりそうな人がいたら、その人を目標にして、その人のライフスタイルを真似してみるのもよいでしょう。

具体的に何をしたらよいかも紙に書き出していくとよいでしょう。そのときにはネガティブな言葉を選ばずにポジティブな言葉を選ぶことが大切です。

 

今日もご精読ありがとうございました。

それではまた。

 

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