健康レバレッジ

レバレッジという言葉は、経済関係の方ならばよく聞く言葉でしょう。あるいはまた、ご自分で使われているかもしれませんね。

経済関係では、他人資本を使うことで自分の資産、資本をふやしていくことを言います。

もともとの意味としてはレバーでわかるように「てこ」を効かせるというものです。少ない力で大きなものを動かすやり方ですね。

限りなく少ない力で大きなものを動かしていく、そして効率よくその活動を続けるということは我々の健康を考える上でも大変に重要なことかもしれません。

なぜかというと、我々の身体自体、調和を取りながら外界の変化に合理的に対応しているからです。

今我々が健康ということで一番身近なのは新型コロナウィルスでしょう。このウィルスにしても、ほかの細菌にしても、体内に入ってきたときに素晴らしい反応をするわけです。免疫・自己治癒能力というものをフル活動して健康体にもどしていくわけですね。

命を守るためにはその生命システムを合理的に作動させなくてはいけないわけです。ロスばかりでモタモタしていたら生命の危険にさらされるわけです。

しかしそのような高度な生命維持システムについて考えてみますと、例えば自動車なら粗悪品の混ぜものが入ったガソリンを入れて走ったとすると、エンジンが壊れてしまいますね。

ところが人間の身体というものはすごいもので、ジャンクフードみたいなものを食べても、あるいは燃料(食事)をとらなくてもなんとか機能させてしまうのです。あるいは代償運動などという一部の組織が他の組織の運動と同じようなことをして補います。

自動車のタイヤは通常4本ですが、例えば前輪の1本がパンクすると走行不可能になるのですが、人間の身体は一箇所壊れてしまっても他の組織がカバーしあい何とか生活を続けることができるのです。

バックトゥザフューチャーという映画がありましたが、未来からやってきた自動車の燃料は何でもよく、生ゴミみたいなものを入れても大丈夫というものでしたが、人間の身体ももしかしてそんな感じかもしれません。

ところで、健康に対してのレバレッジということを考えると、不具合がなく、全体が調和しているにこしたことがないということに尽きると思います。つまり不具合をカバーし合うためにエネルギーを損失しないということです。

全体がハーモニーし、摩擦がなければ快適です。一箇所が全体に及ぼす影響は、普段あまり感じないと思いますが、「それなりに機能させている」状態であって、ベストパフォーマンスを生み出すものではありません。

なるべく調和の取れた状態にするには、エネルギーを損失しないためには、当たり前のことですが早期に改善することと、ご自分の身体を知ることではないかと思います。そしてなるべくご自分で修復しようとする力を信じて行動することです。

整体はその一つの手段です。

634bodysalon(むさしボディサロン・整体・武蔵村山市)ではクライアントとの共同作業で施術を進めていきます。それはご自分で治したという記憶が効果を持続させ、改善を進め続けるからです。

調和させることが健康のためのレバレッジであり、一箇所のみの改善は時間がかかるということをお話しました。

気温も低くなってまいりましたので、どうぞご自愛ください。

本日もご精読ありがとうございました。

634bodysalon(むさしボディサロン・東大和市・肩こり予防)の阿部泰志でした。

関連記事

  1. 理性と感情

  2. ふるいにかけられる

  3. 原因と結果の法則

  4. 摩擦

  5. 苦労や努力はしなくてはいけないのか?

  6. ステイホーム

  7. 善の循環

  8. 景色を楽しむ

  9. 効果